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チタンの性質や活用場面を紹介【効率よく利用する方法】

作業員

酸化チタンの特徴

酸化チタンは白色の粉末状の物質で、化学的には比較的安定していて他の物質と反応し難い性質があります。その白色度は鮮やかで高く、且つ他の色と重ねた場合に元の色に対する隠蔽力が強いという特徴があります。一方で、短い波長の光を浴びると水と化学反応を起こし、分解されると共に活性酸素を発生するという光触媒としての性質があります。この性質が発揮されると、化学物質や細菌類の分解・殺菌へと繋がります。そして経口摂取に伴う人体への危険性は、特に生じないものとされています。生産段階等で酸化チタンの粉塵を扱う場合に呼吸器系から吸入すると問題が生じる可能性がありますが、こうした状況は予めの想定が可能なので防ぐ事が可能な性質を有しています。

資材

酸化チタンが利用されているもの

鮮やかな白色を有する事から、塗料や顔料への採用例は多いと言えます。他の色の隠蔽性が高いので、下塗りの塗料や印刷用のインク等にも使われます。また人体への影響が少ない事から、白色の着色料として食品に添加される事も多く、ホワイトチョコレート等の一部の食品には生産上欠かせないものとなっています。他の物質と化学反応し難い性質も活かし、錠剤等の医薬品を白色に仕上げる目的で添加される事もあります。更に光触媒としての性質を利用し、繊維類やゴム製品の中で身に付ける機会が多いものにも添加される事があります。触媒と色の隠蔽性を複合的に活かした事例では、下地となる化粧品に利用されています。また吸収する光の波長に紫外線が含まれ、且つ可視光線は通過するので、日焼け止めに配合される事もあります。産業分野では光触媒としての性質に注目した、水処理・ガン治療・太陽電池への応用といった研究も進んでいます。酸化チタンは幅広い用途への利用が、今後も期待されています。